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《医師直筆》4月に引く風邪と夏風邪の特徴は何が違うの!?

気温が上がる4月に入ると、冬にかかりやすいウイルスは落ち着き、また別の風邪が流行りますよね。

 

そして、もう少し経ち梅雨が明ける頃からは夏風邪が流行ります。

 

でも、夏風邪と呼ばれる風邪と、4月ごろに流行る風邪との特徴の違いはどのような点にあるのでしょうか。

 

特徴を知ることで、予防につなげることができると思います。

 

■夏風邪の主な原因

 

夏風邪の原因は90%がウイルスによるものです。中でもアデノウイルスとエンテロウイスの2つがその原因ウイルスの大半を占めます。

 

夏風邪のウイルスに共通した特徴は、気温が高くなおかつ湿度も高い環境を好むということです。高温多湿の環境になると、夏風邪のウイルスは活発になり感染症が流行します。

 

■4月に夏風邪ウイルスは活発になりにくい

 

夏風邪のウイルスによる病気(手足口病・ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱など)の患者さんは、毎年梅雨時期に増え始めます。5月下旬~8月にかけてピークとなり、秋に向かうに連れて患者さんは減ります。

 

4月は平均気温も暑いほどではなく、湿度も夏よりは低めです。落ち着いた気温と湿度で、私たちにとっては暮らしやすい時期ですが、夏風邪ウイルスにとっては活動しにくい時期のです。

 

ゴールデンウイークに入るころ、半袖で過ごせるくらい気温が上がる日がありますが、高温多湿とは違う温かさなので、夏風邪ウイルスが4月に大流行することほとんどありません。

 

ただし、プールの水を介して感染する咽頭結膜熱(プール熱とも言います)は、4月あたりからウイルスに感染してしまう方がいます。

 

気温が上がった日に水遊びをしたり、川辺でレジャーをしたり、水辺で過ごした際には注意が必要です。

 

■4月はどんな風邪が流行るの?

 

それではここで、4月にどんな風邪が流行るのかについてご紹介します。ぜひ、予防につなげてください。

 

〇ロタウイルス感染症

患者数のピークは4・5月で、ロタウイルスに感染し発症します。

 

乳幼児がかかりやすく、症状は、発熱・下痢・嘔吐などです。

 

生後6ヵ月~2歳未満の子は重症化しやすいので注意してください。

 

〇連鎖溶連菌感染症

4月から患者数が増え始め、6月にピークを迎えます。

 

発熱と強い喉の痛みが主な症状で、小学生くらいの学童児に感染が広がりやすいです。

 

〇インフルエンザ

春になっても多くの感染者がいます。

 

主な症状は高熱・関節の痛み、風邪を引いた時と同じような体のだるさや、咳・鼻水があります。

 

風邪を引いた時よりも症状を辛く感じる人がほとんどです。

 

■まとめ

 

4月には夏風邪とまた違うウイルスが流行ります。新生活が始まる大切な時期ですから、感染予防に努めましょう。

 

4月の暖かい日に水遊びをした時は、夏でなくても夏風邪のウイルスにかかることがあります。夏風邪にかかる可能性はゼロではないということを覚えておきましょう。

 

かかってしまったら周囲へ移さないように気を付けることも大切です。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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