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トラウマとはどういったものなのか…あらためて解説します!

「トラウマになりそう」、「実は〇〇がトラウマなんだ」…など、日常生活の中で「トラウマ」という単語を使ったり、耳にしたりすることがあるかと思います。

 

しかし、トラウマとはどういったものなのか詳しく説明してほしいと言われたらちょっと困ってしまう方が多いのではないでしょうか。

 

今回は、トラウマとは何なのか、あらためて解説します。

 

■トラウマとは何か?

 

トラウマとは、「個人が対処できないような、大きくて圧倒的な体験をすることにより発生する著しい心理的ストレス(心的外傷)」のことです。

 

例えば、自分の世界が一気に変わってしまうような大きな事件や、自分の対処能力をはるかに超えた悲劇的なできごとにより、うちのめされて恐怖や無力感に苛まれる。そして、それがいつまでも解消されず、ずっと影響を与える心の傷となってしまう…このような状態のことを指します。

 

■トラウマとはどんなできごとで生まれるの?

 

トラウマが生まれる出来事として、下記のようなものがあります。

 

・虐待

・いじめ

・津波や地震などの大きな災害

・交通事故

・火事

 

しかし、これらが起きたからといって必ずトラウマになる訳ではありません。

 

あくまでも、その人個人が感じた恐怖などの感情が原因となるため、個人個人で異なります。

 

■トラウマとは人生においてどんな影響を及ぼすものなの?

 

トラウマとは、人生においてどのような影響を及ぼすものなのでしょうか。

 

〇感情面への影響

日常で安全や信頼を感じることができず、周りの人たちへの愛情を失ったり、怒りや抑うつなどの感情をもつようになったりします。

 

また、感情のコントロールがうまくできず、突然泣き出したり、怒り出したりすることがあります。

 

逆に、感情が麻痺してしまい、さまざまな乖離症状が出てくるケースもあります。

 

〇認知面への影響

大きな出来事に対し何もできなかった自分を無力に感じ、自責感を抱くようになります。

 

自尊心が低くなってしまうため、周りとの人間関係をうまく築くことができなくなります。

 

さらに、自信を失ってしまい、何かにチャレンジする意欲を喪失したり、無気力になったりしてしまいます。

 

〇行動面での影響

日常で過剰に警戒的になってしまい、周囲の人の些細な言動にも敏感に反応するようになります。

 

このような状態が続くと、注意が散漫になったり、イライラしたり衝動的になったりします。

 

さらに、自己評価が低くなってしまうことで、家族や友人、恋人との関係を築く上で間違った選択をしてしまうことがありますし、自傷行為などに走ってしまうケースもあります。

 

■まとめ

 

トラウマとは、どのようなものなのかについて詳しく解説しました。

 

私たちの日常には、たくさんのトラウマが溢れています。ある女子大学卒業生の調査では、子供の80.3%が何らかのトラウマ体験をしているという報告もある程です。

 

日常生活に良くない影響を及ぼすようなトラウマを抱えている方は、一度専門家に相談し、トラウマから解放されるための治療を受けることを検討してみてはいかがでしょうか。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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