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《医師直筆》「なぜ梅雨にだるくなるのか」梅雨バテを解説!

☆はじめに

「なぜ梅雨にはだるくなるのでしょうか」

 

皆様「梅雨バテ」という言葉はなかなか耳にする機会が少ないかと思います。

 

夏バテの前に起こる梅雨バテ。

 

今日はこちらをテーマにお話していきたいと思います。

 

☆本題(前提・アンケート結果・症状・梅雨バテ定義・原因)

それでは、本題のテーマに移りたいと思います。

 

なぜ梅雨にはだるくなるのでしょうか

 

気象と疾病には相関性がありそうだ、という事は古くから言われています。

 

考え方のベースとしては、東洋医学の分野なので、西洋医学を中心とした日本では、受け入れづらい概念ではありますが、臨床現場で多くの医師が、気象と疾患は切っても切れない関係であると感じていることと思います。

 

例えば、インフルエンザが「寒く、乾燥した冬に多い」というのは、誰もが実感している事実だと思います。喘息発作の増悪や、慢性関節リウマチなどの慢性疼痛の症状、片頭痛、さらには心筋梗塞脳出血などの疾患と気象の相関性を示した論文なども、数多く存在します。

 

そして本日お話しする「梅雨バテ」というものですが、こちらも気象病の概念がベースになっています。注意点ですが、こちらは医学用語ではございません。「梅雨の時期にはなんかバテやすいよね」というものであります。「なんか橋本がめちゃくちゃヤバイ疾患を見つけたんじゃないか」とワクワクしないでくださいね。

 

しかし、50代女性の頭痛は、梅雨の時期に最も多く感じるというデータがとれています。これはいわゆる「梅雨バテ」の一つだと思っています。

 

他にも、倦怠感(だるさ)、疲れ、寝不足、イライラなども、梅雨に起きる不調として訴えられていますが、これらも「梅雨バテ」と考えられます。

 

ここで一つ、本日のお話を進める前に、一つ「梅雨バテとは何か」をはっきりさせておきたいと思います。梅雨バテとは「梅雨に起こる症状の総称」といたします。ですので、特定の疾患を指すものではありません。

 

それでは、どうして梅雨バテになるのでしょうか。

 

そのためには、まず「梅雨とは」というお話をしなければなりません。

 

〇梅雨とは

北の方のオホーツク海の高気圧は、温度が低くて、湿り気の多い空気で出来ています。

 

南の太平洋の高気圧は、温度が高くて、湿り気の多い空気で出来ています。

 

この冷たい空気と暖かい空気が、日本の上でぶつかり合っているのが、梅雨前線と言われます。当然大きな雲が出来、雨が降ります。

 

気候としては、雨が多く、湿度が上がり、温度も高いです。

 

この気候が、先ほどお話ししたように、人体になんらかの影響を与え、症状が出てきてしまいます。それが「梅雨バテ」です。

 

〇自律神経の影響

さらに詳しく説明しますと、自律神経の影響が考えられています。人には、二種類の神経があります。

 

一つはからだを動かす神経である「体性神経」、そしてもう一つは内臓を動かす神経である「自律神経」です。自律的に動くので、そのように呼ばれています。

 

自律神経はさらに、交感神経副交感神経に分かれます。分かりやすく説明しますと、交感神経は「内臓を頑張らせる神経」であり、副交感神経は「内臓を休ませる神経」と考えるといいと思います。

 

梅雨の時期には、この交感神経が緊張状態になり、様々な症状が出るのではないかと言われています。夜に眠りづらくなったりするのは、交感神経に頑張らされてしまうから、と考えると実感がわくと思います。

 

他にも、このような説があります。

 

人間は生きる為、体温調節をしなければなりません。熱いと臓器が死んでしまうからです。

 

身体の熱は「」をかき、それが蒸発することで逃がすことが出来ます。汗が乾くと身体が冷えますよね。

 

しかし、梅雨は湿度が高いため、この汗が蒸発しづらく、体温が体の中にこもってしまいます。これが「なんとなくのだるさの原因」とも言われています。

 

しかし、汗はかいているので、べたべたはしているのですが、体の水分は失われています。その為、脳に向かう血液の量が少なくなるので、頭痛につながってしまう可能性があります。

 

まとめますと、「なぜ梅雨にはだるくなるのでしょうか」という答えは「気象の変化が、人間の身体に、交感神経の緊張や、軽度の脱水など、様々な影響を及ぼすから」と言えます。

 

しかし、「交感神経とか脱水って言ったって、どうしたらいいんだよ」という方もいると思います。

 

そこで具体的な対策の仕方についてお話したいと思います。

 

①気象を変える(生活環境を整える)

気象を変えます。雷様を呼んできて説教します。冗談です。

 

生活環境を整えます。

 

温度や湿度が高い状態は、梅雨バテの原因になります。

 

適度にクーラーをつけ、除湿器などをうまく使いましょう。

 

ちなみに、温度や湿度が高い時には、肺炎の原因にもなる、カビが増殖しやすい環境です。お風呂のカビがいい例ですね。高温多湿、と言います。

 

また、強すぎるクーラーは交感神経が緊張するので、梅雨バテにとってマイナスになってしまいます。

 

部屋の掃除も含め、生活環境を整え、梅雨バテの対策をしましょう。

 

②食べ物を整える。

梅雨バテ対策の食事ですが、東洋医学の世界では「旬なものを食べなさい。そうすれば必然的に健康になれますよ」と言われています。

 

例えば、スイカがあります。夏は暑いので、冷たいものを食べて冷ましましょ、水分も含まれてるのでいいですよ、といわれると分かりやすいと思います。梅雨バテの対策になります。

 

ただ、こうやって一品一品解説しても、特に私のような面倒臭がりの人間は嬉しくないと思っています。

 

そこでお勧めなのは様々な食材が入った、定食や冷やし中華です。

 

何も考えなくても、とりあえず沢山の種類が入っているものを選びましょう。

 

最悪なのは「菓子パン一個」とかですね。なんの栄養も入っていないので、梅雨バテしやすい体質になってしまいます。

 

③運動をする。

しっかり運動して、体脂肪を減らしましょう。

 

脂肪は熱を身体に蓄えます。そうすると熱が体の中にこもり、汗を沢山かかなければならなくなってしまいます。

 

これが7月8月になると「熱中症」という危険な疾患の原因になってしまいますので、熱くなって動くのが嫌になる前に、今のうちに運動を生活習慣に組み込んでおきましょう。

 

また、昼間に運動をすると、夜には疲れてぐっすり寝ることも出来るようになるので、これも夏バテの症状を一つ解決することが出来ます。これを「自律神経のバランスを整える」と表現する方もいます。

 

ちなみに、ランニングなどの20分以上動く有酸素運動は、みるみる脂肪が減っていきますし、筋トレなどの20分以内の無酸素運動は、みるみる筋肉がついて、かっこいい体型になります。

 

④からだプラン特性ドリンク

梅雨バテにならない為には普段から水分を取る事が大切です。

 

みなさん、スポーツドリンクは甘すぎて飲みづらいとお考えの人もいると思います。

 

そこで今回は、梅雨バテ対策にはもちろん、7月以降の熱中症対策としても有効な「からだプラン特製スペシャルドリンク」で御座います。

 

作り方は、簡単です。↓↓

レモン 大さじ1    はちみつ 大さじ1+小さじ1

リンゴ酢 小さじ1   塩 ひとつまみ

オリゴ糖 大さじ1

↑↑是非試してみてくださいね。

 

☆まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、梅雨バテについてお伝えしました!

 

まだまだジメジメした天気が続きますが、梅雨バテにならないよう、予防をしていきましょう!

 

最後までお読みいただき有難う御座いました。

 

からだプラン 内科医 橋本将吉(ドクターハッシー)

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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