【事業者様向け】ジムのサイトリニューアルで業者に伝える事
①はじめに
お世話になっております。からだプランのマーケティング部部長の平野是須(これひさ)と申します。経歴としては、アメリカの経営学部を卒業した後、日本の中小企業から大企業まで様々なジャンルのマーケティング経験があります。22年間の集客ノウハウを活かし、今回は「ジムのサイトをリニューアルする時に、業者に伝える三つの事!」というタイトルでコラムを書きたいと思います。
②エピソード
当からだプランは無料相談を通して、ジムの集客に特化したな様々なノウハウを築き上げてきました。そこで今回は、ジムの経営に必要なマーケティングの考え方について、とあるジムの経営者Aさんのエピソードをご紹介して、説明したいと思います。
経営者Aさん
「平野さん、こんにちは。ホームページのリニューアルを考えています。」
平野
「アドバイスですね、了解です。」
経営者Aさん
「今まで色々な業者でホームページを作って来たのですが、いつも大した事がありません。どこに依頼すればよいのでしょうか。」
平野
「なるほど。ちなみに、どのような風にお願いしていますか?」
経営者Aさん
「知り合いの社長仲間に紹介してもらった所が多いのですが、専門家だし、安心していつも丸投げするのですが、どうもダメで。」
平野
「あら、丸投げですか?それだと業者も困っちゃいますよ。」
経営者Aさん
「え、でも専門家ですよね?」
平野
「専門家は専門家でも、ホームページ制作の専門家で、その業界の事は勉強しますが社長には絶対に敵いませんよ。」
経営者Aさん
「なるほどです。」
平野
「ホームページは、ターゲットに向けて発信するものなので、業者側としても伝えてほしい事があります。今回はそのポイントを三つお話しますね。」
経営者Aさん
「有難うございます。よろしくお願い致します。」
③ホームページのリニューアルの前提
まずは、前提として押さえておいてほしいことがあります。それは、ホームページを作る業者側は、実はお願いする側からの要求にこたえる事しか出来ない、ということです。理由は単純です。ホームページ制作業者は、お店を経営しているわけでもなければ、その業界の専門家でもないからです。どこも相当な勉強をしてはいますが、お金をもらって生活できる程には、絶対に詳しくありません。敵いません。
つまり、依頼をする側があいまいなイメージしかないと、それなりの出来にしかならない、ということです。せっかくお金を払って作ってもらうのですから、納得のいくものになってほしいと思います。そこで、納得のいくホームページを作れるようにするために、ホームページ制作業者に最低限伝えるべき三つのことを、伝授したいと思います。
④出来るだけ細かくターゲット層を伝える
一つ目は、ターゲット層です。あなたのジムに来てほしいお客さんはどんな人たちなのか、とにかく詳しく説明してあげてください。具体的であれば具体的であるほど良いです。
ちなみに、マーケティングの用語では、ペルソナと呼んだりします。たとえば、「25歳の未婚女性のOLさんが、今まで何度もダイエットとリバウンドを繰り返して来たので、次こそリバウンドをしないようなジムを探している」と伝えれば、「20代の女性」と伝えるよりも、しっかり相手に訴求できるデザインを作ってくれると思いませんか?
ターゲット・ペルソナの情報は丁寧に詳しく伝える。これは鉄則です。
場所によっても時間によっても、来店するお客さんの様子は、ジムを経営している張本人達にしかイメージが湧きません。変な所で制作業者を試さないで上げてくださいね。
⑤今後のビジョン
二つ目は、あなたのジムが目指すビジョンです。言い変えると、これまでの経緯も含めて、「こんなジムになりたい」というイメージです。どこで何店舗を経営する計画か、どのようなブランドにしたいのか、近隣の競合他社との差別化はどこにしたいのか、という部分は、経営戦略そのものになります。
理想のホームページを作りたいのであれば、依頼をするこちら側から「今後のビジョン」を詳しく伝えていく必要があります。
⑥狙いたいキーワード
そして最後に、狙いたいキーワードです。とても重要です。
ホームページを作ると分かるのですが、作ったものが「狙ったキーワードで検索された際に」上位表示されるように、様々な事を考えながら作成します。
様々な事と言うのは、「ターゲットが利用する類義語」「キーワードの繰り返し」「見やすいようなデザイン」「文章内への適度な散りばめ」「コードの部分」など、本当に様々です。
やはり、きちんとしたホームページの制作業者であれば、初めの段階でどのようなキーワードで上位表示を目指したいのか、聞いておきたいのです。ちなみに、インターネット上での検索エンジン最適化(SEO)を謳う業者さんは多いのですが、ホームページ制作の初めの段階で、キーワードは何かと聞いてこない業者は、大したことはありません。結構多いので気を付けてください。