病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

《医師直筆》正しいダイエット法とは?5大栄養素や食事の話


こんにちは。からだプラン代表医師の橋本です。

 

普段は内科医として働いています。

 

からだプランにお越し頂き、ありがとうございます。

 

皆さんもご存知の通り、病院にはたくさんの患者さんが来院します。

 

その中には、ゆっくり時間をかけてお話しすることが出来たら、きっと良くなるだろうな、と思う患者さんも沢山います。

 

そこで、からだプランの出番です!

 

からだプランでは「医学をもっと楽しもう!」をモットーに、医学をたくさんの方に楽しんでもらえるよう、健康コラムを書いています。

 

今回は「正しいダイエットかどうか知りたい人必見!医者の視点を手に入れよう!」というタイトルでコラムを書いてみたいと思います。

 

かくいう私自身、医者になるまでは「どうせ筋トレやればいいんでしょ?走り回ればいいんでしょ」ぐらいにしか思っていませんでした。

 

しかし、本当に痩せたい患者さんから、色々な質問をうけるに連れて、きちんとした説明が出来るようにならないといけないなと思うようになりました。

 

そこで今回は、正しいダイエットかどうか、自分で見極められるようになる医者の視点を伝授したいと思います。

 

まずはいつも通り、外来でよくあるダイエットについての会話を(冗談交じりで)ご紹介したいと思います。





患者さん
「先生、最近流行りの〇〇制限ダイエットって効果あるー?」

 

橋本

「お、俺だったらなんて言うと思う?」

 

患者さん
「先生だったら、若い癖に頭かたいから、きっと王道じゃないからやめとけって言うと思う。嫌な奴ー。」

 

橋本
「まだ何も言ってないのに、何だ、この言われっぷり(-_-メ)でも、そのダイエット方法が王道かどうかって視点は、いつでも大事だよ。やるじゃん。」

 

患者さん
「だてに先生の患者やってないでしょ。エッヘン(*^▽^*)」

 

橋本
「よし、俺の患者らしく、勉強大好きになってもらわなきゃな。生活指導だ!」

 

患者さん
「ひええええ(/ω\)」

 

というわけで、今回は色々なダイエットが、本当に正しいものなのかどうか、安全なものなのかどうか、というのを、医学的に分かりやすく説明したコラムを書いてみたいと思います。

 

楽しく読んでみてくださいね(*^▽^*)




☆あなたのダイエットが成功しない理由

すべてのダイエットの失敗には、医学的・生理学的な理由がある

「痩せたい」という願望を持っている人は数知れません。

 

こうして、いまこのコラムを読んでいるあなた自身も、痩せたいという願いを持ったからこそ、このページにアクセスして来たのではないでしょうか。

 

私自身も医師として、健康維持の観点から、「痩せたい」という人の相談に乗った経験は数しれません。こうした方々からの相談でよく聞かれる声は、

 

そんなに食べていないつもりなのに・・・・・・。

頑張って動いているはずなのに・・・・・・。

 

といったなんとも切実な悩みであったりします。

 

日々の自分の体重が、自力ではどうしようもないもののように思えてしまい、痩せるための地道な努力がなんだか虚しく思えしまったといったところでしょう。

 

そうした方々のために、今日こうしてコラムを書きました。

 

私がこのコラムで皆さまに一番伝えたいことは、

全てのダイエットの失敗には、医学的・生理学的な理由がある

 

ということです。

 

つまり、失敗しないダイエットを行うためには、医師の視点が必要なのです。

 

健康に配慮しなければ、ダイエットは成り立たない

まずは、そもそもの話として、ダイエットの前に、人間の身体というものについて考えてみましょう。

 

科学的に見れば、人間の身体というのも、物質に他ならないものでもあります。

 

つまり、簡単に言ってしまえば、食事によって摂取したものから人間の身体はできているのです。

 

つまり、ただ「体重を減らすだけ」でよければ、「一切の食べ物を口にしない」という方法でも、簡単に体重を減らすことができます。

 

人間の身体も所詮は物質でできているので、外から加えなければ増えないという単純な話なのです。

 

しかしこれではみるみる痩せ細って弱り、しまいには栄養失調で死んでしまうことでしょう。これではダイエットは失敗です。

 

同時に運動も加えてみましょう。「食べずに動く」これは拷問です。

 

空腹のまま動き続けるあなたの身体は、筋肉などを材料にしながらエネルギーを取り出し、体温はみるみる上がっていくことでしょう。

 

これでも確かに体重は間違いなく減りますが、きわめて不健康なことでしょう。

 

これではダイエット失敗です。

 




ダイエットには、「健康」、つまり医学の視点が重要である

常識にてらしてもごく当たり前の話になりましたが、ここから重要なことがわかってきます。

 

つまり、ただ「体重を減らす」だけなら、食べずに動けばいいというのでも、一応科学的には正しい答えではあるのですが、これではダイエットにならないのです。つまり、

ダイエット = 「健康的に」体重を減らすこと

なのです。

 

では、どうすれば先ほどのような不健康な減量ではなく、「健康的に」体重を減少させることができるのでしょうか。

 

ここでは、医学的な視点が重要になってきます。




☆健康的なダイエットのために

医学は健康に対してどう考えるか

先ほど、人間の身体は、食べたものから、物質でできているという話をしました。

 

しかし、医学的に人間の身体をみる場合には、「水」だとか「炭素」だとかいう、原子や分子のレベルにまで分解して捉えるということはあまりしません。

 

そうではなく、これらの原子や分子が集まって構成される、「細胞」という、もう少し大きなブロックで見るのです。

 

つまり、医学的な視点から見れば、人体とは「細胞の集まりである。」ということです。

 

細胞というのがなんであるかはここでは詳しく説明しませんが、簡単にいうと細胞とは「小さな生き物」のようなものだと考えておきましょう。

 

物質的にみれば味もそっけもない人間の身体は、まるで小さな生き物のようない振る舞いをする細胞が集まり、全体でも命をもったひとつの身体になるという作りをしています。

 

では、細胞が「小さな生き物」のようなものだというのは、どのような意味でそうなのでしょうか。

 

これについてもう少し解説しましょう。

 

生き物というのは、その名のごとく「生きている物」なので、生きていくためには、エネルギーが外から供給される必要があります。

 

エネルギーが無ければすべての活動はストップして、死んでしまうのです。

 

また、その生き物自体も、糖質タンパク質などが集まってできているのです。

 

つまり、人間が食事をしないと餓死してしまうように、細胞も、エネルギーが供給されていないと、活動を続けることができなくなります。

 

医学的に健康について考えるということは、一つの側面ではこのように、細胞の活動状態に配慮するということを意味するのです。

 

つまり人間は、生き物であるからには、食事をしなければならないということのです。

 

ダイエットの過程で免疫力を低下させてはならない

細胞ひとつひとつに供給されるエネルギーと、免疫力の関係について、もう少し詳しくみていきましょう。

 

医師の立場から、食事をしっかり摂る重要性についても説明したいと思います。

 

私たち内科医は、沢山の病気の患者さんを診ます。そしてその時に、初めにとても重要な事を考えます。

 

それは、「その患者さんがどれだけ、その病気を治す力(治癒力)を持っているか」という事です。

 

医師は魔法使いのように超能力で病気を治すわけではありません。

 

医師が治療のなかで行うことというのは基本的に、患者さんの身体にもともと備わっている、病気に立ち向かう力を引き出すことなのです。

 

こうした病気に立ち向かう力のことを免疫力と言います。

 

病気になれば多くの場合、人は「医師に見てもらえばいい」「病院に行って治してもらおう」と言います。

 

医療はそれだけ多くの人から信頼もされていますが、しかしそうした治療がどのくらいうまくいくかは、患者がもともと持っている免疫力によって大きく変わってくるものでもあるのです。

 

一つ例をあげましょう。

 

95歳のガリガリのおじいさんと、20歳の元気な男の子と、どちらの方が風邪が治りやすいでしょうか。

 

そうですね、きっと男の子の方が治りやすいですよね。

 

その大きな違いの一つは、「身体に蓄えているエネルギーです。

 

食事をきちんととらなければ、蓄えているエネルギーが不十分ですので、病気にかかった時に治りづらくなってしまいます。

 

また、そもそも食事をしていなければ、体の中にある免疫細胞(白血球)たちも衰えてしまいますので、病気自体にかかりやすくなってしまいます。

 

そういった意味でも、ダイエット中であろうと関係なく、食事は必要であり、重要なものでもあります。

 

免疫力を無視した、過激なダイエット法に要注意

さて、本題の「色々なダイエット方法が、本当に正しいかどうかを見極める方法」を伝授したいと思います。

 

ここまで話を理解できている人は、もう感づいている人もいるかもしれませんね。

 

ダイエットの正しさを、医学的な視点から見極めるポイントは、「きちんとエネルギーをとる事が出来ているか」という事です。

 

きちんとエネルギーがとれていなければ、その人は不健康になってしまい、最終的にはそのダイエットもやめざるを得ません。

 

そのダイエットは間違ったダイエットであり、失敗です。

 

例えば〇〇だけを食べるダイエット、というのがあったとします。

 

その〇〇に、限られた栄養しか含まれていないのであれば、その人にとって必要なエネルギーが足りず、病気になってしまったり、治らなくなってしまったりするでしょう。

 

間違っているダメなダイエットと言えるでしょう。

 

他にも〇〇を一切取らないダイエット、というのも同様に、賛成できないダイエットです。

 

色々な食品に、色々な栄養素が含まれているので、偏食が健康にプラスに働くケースというのは、かなり限られています

 

色んな種類の食べ物をしっかり食べて、必要なエネルギーを摂取してほしいなと思います。

 

「一切食べない」ではなく、「高カロリーで低栄養の食品を避ける」でダイエットは実現する。

 

その上で、ジャンクフードや清涼飲料水などの、栄養素の摂取があまり期待できないのにカロリーが高い食品を控えるなどして、いらない内臓脂肪を減らすようなダイエットであれば、大歓迎です(*´▽`*)

 




☆ダイエットのための、正しい食事法

ダイエットの過程で、五大栄養素が不足する点に注意

では、病気にもならず、なおかつ理想の身体を手に入れるためには、何をしっかり食べればいいのでしょうか。

 

そこで出てくる考え方が「五大栄養素」というものです。

 

五というのは、次の5つの事を言います。

 

①糖質・炭水化物 

②タンパク質 

③脂質 

④ビタミン  

⑤ミネラル

 

これらは全て、人間の身体にとって重要なものです。

 

そして、どの食べ物が、①~⑤のどれを多く含んでいるか意識できるようになると、正しいダイエットが可能になります。

 

健康的なダイエットのコツは、野菜中心に品目を増やすこと

しかし、どの食品にどんな栄養素がどれだけ含まれているかを覚えるのは簡単なことではありません。

 

そういう場合には、主食主菜副菜といろいろな食品が複数含まれている、定食を食べるようにすると良いでしょう。

 

特に、和食の定食であれば、野菜を中心に品目数を増やすのは一層簡単になります。

 

和定食であれば、次のようにうまく五大栄養素が含まれています。

 

糖質・炭水化物

ごはん・お芋・果物

 

タンパク質

お魚・豆

 

脂質

お魚

 

ビタミン

野菜・きのこ

 

ミネラル

お魚・お味噌汁

和食の定食はダイエットに適している

こんな感じです。ですが、こんなのをいきなり覚える必要はありません。

 

興味が出てきたときに覚えるようにしましょう。

 

ひとまず、和定食の数を増やすことを、からだプランではお勧めします。

 

さらに、友達とご飯屋さんや飲み屋さんに行った時には、出来るだけ和定食の品に近いものを選ぶようにしましょう。

 

和定食だったら、これが入っているだろうな~」という感じです。

 

☆正しいダイエットは、正しい食事から!

正しいダイエットの方法を調べていたら、和定食の回数を増やせと言われる、なんて斬新なコラムでしょう(*´▽`*)

 

逆に、痩せるって言うよりむしろ太りたいんだけど!と言う人に向けたコラムも書いてありますので、興味のある人は読んでみてくださいね。