健康ブログ

《医師直筆》座っている時間が長い人の、生活習慣の作り方!

からだプラン編集部

こんにちは。からだプラン代表医師の橋本です。

 

普段は総合診療医として働いています。

 

今回は、外来で良く受ける相談をご紹介したいと思います。

 

 

患者さん
「初めまして先生。先生優しいって聞いてたからよかった♪あんまりよく眠れないんで眠剤(睡眠薬)下さいな。」

 

橋本
「これ、優しいの意味が違うわ。きちんとした理由がなければ眠剤は出しませーん。どういう風に眠れないのさ?」

 

患者さん
「えーケチ。とりあえずなんか眠れなくて。疲れてるから夜は眠りたいんだよ。」

 

橋本
「普段どんな生活してるの?」

 

患者さん
「昼間は事務職でずっと座ってて、家に帰ったらテレビ見てグダグダ。何か文句でも?」

 

橋本
「なぜ逆切れ?笑 そりゃあ昼間に運動しないと、疲れて眠れないよ。」

 

患者さん
「えー、運動めんどい。仕事してるからいいじゃん。ちゃんと疲れてるし。」

 

橋本
「頭は疲れてるかもしれないけど、全体のエネルギーとしては使われてないから、夜に眠れないのさ。」

 

患者さん
「先生だって、ずっと座ってんじゃん。」

 

橋本
「大丈夫、この会話で思いっきり疲れております(´◉౪◉)」

 

患者さん
「何それずるい(; ・`д・´)」

 

 

ということで、座っている時間が長い人の理想的な生活習慣について、考えてみたいと思います。



☆生活習慣とは何か エネルギーの観点から

改めて、生活習慣とは何か考えてみたいと思います。

 

まず前提として、人間は細胞の集まりです。

 

細胞というのは「小さな生き物」の事です。

 

つまり、生き物なのでエネルギーが必要です。

 

そのエネルギーはどのようにして取るのでしょうか。

 

太陽エネルギーでしょうか?

 

いえいえ、それでは植物の光合成になってしまいます。

 

私たち人間は主に、「食事」をエネルギーの元としています。

 

食事を食べなければ、栄養失調で死んでしまいます。

 

次に、その食事のために、人間はどうする必要があるでしょうか?

 

そうですね、食事をとりに行ったり、食事という行動をするためにも身体を動かさなければなりません。

 

昔で言えば、直接マンモスや魚を捕りに行って、焼いて、口に運んでいたでしょう。

 

現代であれば、仕事をして、お金を稼いで、お総菜を買いに行って、料理をして、口に運んだり、外食に行ったりするでしょう。

 

それらを「運動」と言います。

 

しかし、人間は細胞の集まりです。

 

一日をフルに使って、食べたり運動したりし続けては、いずれ限界が来てしまいます。

 

食べる量にも、動ける量にも限界があるのです。

 

その時に、エネルギーを蓄えるために、生き物はある方法を使いました。身体を動かさない、という方法です。

 

それを「睡眠」と言います。

 

無駄なエネルギーを使わず、傷ついた組織があればそれを回復するのが睡眠です。すごい技ですね(*´▽`*)

 

まとめます。

 

人間は細胞の集まりなので、エネルギーを取り、使い、蓄える必要があります。

 

それらを、食事・運動・睡眠と言い、まとめて生活習慣と言います。

 

そのバランスが崩れてしまうと、身体によくないのです。



☆完璧な生活習慣ってあるの?

そもそも完璧な生活習慣とは何でしょうか。

 

朝6時に起きて、7時、12時、17時にご飯を食べて、22時に寝る、ということでしょうか。

 

それは理想的に見えて、本当に正しいのでしょうか。

 

というか、それって出来るんでしょうか?

 

確かに生活習慣というと、「習慣」なんて言葉を使っているので、毎日決められた時間でないとダメなように感じてしまいます。

 

しかし、医学的に「完璧な生活習慣はこれだ!」というものはありません。

 

生活習慣は、人それぞれのものであって、正しいものがあるわけではないのです。

 

自分にあった生活習慣を作れるかどうかがポイントだと思います。

 

私は、この現代では、あまり時間にこだわり過ぎないのも大切かなと思っています。

 

完璧というものが無い以上、完璧を目指すのではなく、自分に合ったバランスを探す方が大切だと考えます。




☆仕事や子育てや介護が生活習慣を乱す?

仕事や子育てが、生活習慣を難しくしているのではないかと言う意見があります。

 

確かに、仕事であれば、夜勤や締め切りで夜中に起きていなければならない事もあります。

 

子育てであれば、夜泣きや旦那さんの仕事に合わせて、夜中や朝早くに起きなければならないことも当然あると思います。

 

しかし、「それらが生活を乱している」と考えるよりも、「生活の一つ」と考えて、どのように組み込むかを考えるのがベターです。

 

それを医学的に「運動強度」と言います。

 

具体的に説明します。

 

先程のエネルギーの話に戻りますと、仕事や子育てや介護は、「運動」の一つです。

 

人間という細胞の集まりが、摂取したエネルギーを「使う」ことです。

 

身体を動かす仕事をしている人は、それだけ沢山のエネルギーを使っていますし、一日中座っている仕事をしている人には、少ないエネルギーだけ使っています。

 

そして、使ったエネルギーの分だけ食事や睡眠が必要になります。

 

つまり、「乱されている」と考えるのではなく、「運動としてエネルギーを使っている」と考えます。

 

人それぞれの運動(仕事や子育てや介護)があるので、人ぞれぞれの生活習慣があるのです。



☆本題!座っている時間が長い仕事の人の生活習慣の作り方

では、デスクワークが多い人の生活習慣の作り方について、オリジナルで考えてみたいと思います。

 

1.仕事について

まずは仕事について考えてみたいと思います。

 

1日6時間~9時間以上仕事をしている人は、つまり一日の大半を座って過ごしている事になります。

 

エネルギーの観点で話しますと、睡眠時間を6時間とすると、どんなに頭を使ってストレスがたまる仕事をしていたとしても、一日の半分以上がエネルギーの温存をしている事になってしまいます。

 

仕事中は出来るだけ立ち上がったり、休み時間にはストレッチをしたり、腹式呼吸を試してみる等ど、心がけるようにすると良いと思います。

 

 

2.食事について

仕事の運動強度に関わらず、一日三食はしっかりとった方が良いでしょう(細かい計算は省きます)。

 

欠食などでエネルギーが足りなくなってしまうと、どうしても免疫力が落ちて、風邪をひきやすくなってしまいますし、筋肉が分解されて基礎代謝が落ち、太りやすい身体になってしまいます。

 

また、必ず注意してほしい事があります。

 

それは水分についてです。

 

座っている時間が長い人ほど、周りへの迷惑や恥ずかしいという気持ちから、水分を取らない人が多いです(よく外来に来ます)。

 

水分を取らないと、尿路結石や膀胱炎、腎盂腎炎などの病気にかかってしまいます。

 

水が苦手と言う人も、ガブガブ飲まなくていいので、こまめに飲みやすいものを飲むようにしてください。

 

3.運動について

座っている時間が長い人は、一日のエネルギーを使う時間が短く、また同じ姿勢を続けている事が多いので、肩こりや腰痛などに悩んでいる人が多いです。

 

そのため、週に2~3回以上の運動の習慣をおすすめします。

 

また、人は無意識にも相当なストレスがたまり続けています。

 

そのストレスは、仕事という運動では発散する事は困難で、別の事で発散する必要があります。

 

そんな時に、運動の習慣があると、うまくストレスの解消になり、また健康面でとてもプラスになります。

 

運動という運動でなかったとしても、自分にとってストレスの解消になるような「趣味」や「習い事」、「仲のいい友達と遊びに行く」なども大切な運動です。

 

是非検討してみてください。

 

4.睡眠について

最後に睡眠についてです。

 

座る時間の長い仕事の人は、実は睡眠に困っている人が多くいます。

 

それは、昼間のエネルギーの消費不足が原因かもしれません。

 

どういう事かと言いますと、人は足りないエネルギーを食事でとったり、睡眠で蓄えたりします。

 

しかし、エネルギーが多すぎますと、回復する必要がないので、中々眠れなかったりするのです。

 

良質な睡眠をとるためには、普段からしっかりと身体を動かしたり、運動の習慣を作る事も大事になります。

 

是非検討してみてください(^◇^)



☆生活習慣の作り方

年齢、性別、体重、職種など、人それぞれの生き方があります。

 

そして、自分に合った生活習慣を「作る」ことを意識するようにするといいと思います。

 

そして、からだプランでは、その人に合った生活習慣を作るためのヒントを、沢山提案しています。

 

例えばプラン(体験)では、生活習慣に組み込める運動が色々あります。

 

また、このような形で、医学を楽しめるように、健康コラムを書いています。

 

是非最大限活用してくださいね。




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