《医師直筆》頭の中の言葉を整理してメンタルを強くする方法
こんにちは。からだプラン代表医師の橋本です。
普段は内科医として働いています。
からだプランにお越し頂き、ありがとうございます。
皆さんもご存知の通り、病院にはたくさんの患者さんが来院します。
その中には、ゆっくり時間をかけてお話しすることが出来たら、きっと良くなるだろうな、と思う患者さんも沢山います。
そこで、からだプランの出番です!
からだプランでは「楽しく、正しく、いい身体♪」をモットーに、医学をたくさんの方に楽しんでもらえるよう、健康コラムを書いています。
今回は「心も整理できたもん勝ち!メンタルを強くする自然発想法の技術!」というタイトルでコラムを書いてみたいと思います。
かくいう私も昔からメンタルが弱く、いつも悩んでおりました。
そして、医師として働くにつれて、人それぞれに合ったメンタルを強くする方法がある事を知りました。
このコラムでは、メンタルを強くする方法の一つとして、自然発想法という技術を伝授したいと思います。
まずはいつも通り、患者さんとの会話を(冗談まじりで)ご紹介したいと思います。
患者さん
「(トボトボと診察室に入ってくる)」
橋本
「どうしたの、そんなに落ち込んで。嫌な事でもあったの?」
患者さん
「特に何かあったわけじゃないけど、何かが不安なんだよね。」
橋本
「なるほど、なるほど。漠然と不安みたいな?」
患者さん
「そうそう。真剣に悩むと分かるような気がするんだけど、やっぱ分からない、みたいな。」
橋本
「自然発想法って知ってる?自分の潜在意識を言葉にしていく方法で、自分が何に悩んでいるか、悩むべきことが無いのに悩んでいないかどうか、とかが分かる。色んな事に使えて便利だぜ?」
患者さん
「わ~、瞑想とかスピリチュアル系は勘弁してよ~?」
橋本
「違う違う、それは俺も勘弁。ま、楽しんでくださいな。」
☆人は悩む生き物だ
まず、なぜ人は悩むのか、という事について説明したいと思いいます。
結論から言うと、脳のある神経細胞が発火・興奮すると「悩んでいる」という状態になります。
それのきっかけとなる出来事は様々です。例を挙げたいと思います。
ある30歳の女性がいました。その女性はいつもきちんと仕事をこなすタイプでしたが、たまたまミスが重なってしまい、上司に説教をされる事になりました。
その日から数日間はあまり集中ができない状態、いわゆる悩んでいる状態になりました。
これは、上司の説教がきっかけとなって脳の悩みをつかさどる神経細胞が発火・興奮した状態になり、結果として悩んだという事です。
この例では、明らかに上司の言葉がきっかけとなっていますが、時々、「何がきっかけか分からない」という事が起こります。
しかし、何がきっかけか分からなかったとしても、脳の悩みの神経細胞が発火してしまいさえすれば、結果として悩んでいる状態になります。
それが「なんだか分からないけど悩んでいる」という状況です。
☆悩みを明らかにする「自然発想法」
それでは、「なんだか分からないけど、悩んでしまう」時に、素晴らしい方法を伝授したいと思います。
今回ご紹介するのは「自然発想法」です。
詳しく説明します。
下の図を見てみてください。
見よう見まねで、まずは手を動かしてみてほしいと思います。
①まずは、中心に自分の名前を書きます。
②つぎに、うねうね~と波線を沢山伸ばします。
③波の上に、思いついた事をどんどんを書いていきます。
ポイントは、波線をたくさん書いた後に、それを埋めるように文字を入れていく事です。
そうする事で、どんどん発想が湧いてきます。
自然発想法を利用することで、自分にとって大きなストレスになっている事が、どんどんと言葉になって、はっきりと整理することが出来るのです。
ちなみに、この方法を「自然発想法」と呼び、様々なシチュエーションで使う事が出来ます。
どんどん手を動かして書いてみて、自分の武器にしてしまいましょう。
きっとストレスに対処する力が身に付くはずです。