《医師直筆》モチベーションを上げる、医学の裏技的な方法!
こんにちは。からだプラン代表の橋本です。
普段は総合診療医として働いていますが、実はかわいい医学生ちゃんに向けた講師みたいなこともしております。
そこでよく相談されるのはこんな内容です。
医学生の生徒ちゃん
「せーんせい、会いに来たよ~♪」
橋本
「勉強しに来たんだろ、あんぽんたん(・ω・)」
生徒ちゃん
「いやー最近やる気出なくてさー。先生、やる気ってどうしたら出るの?」
橋本
「ふっふっふ、素晴らしい質問だ。誉めて遣わす。コラムを読むべし(・ω・)ノ」
外来でも同じように、やる気で悩んでいる患者さんが沢山います。
患者さん
「先生ご無沙汰♪私の今日の血液検査の結果どうだった?」
橋本
「どれどれ、あれ、ちょっと悪くなってない?心当たりある?」
患者さん
「あちゃー、やっぱりか。ちょっと最近たるんでたんだよね~」
橋本
「食事とか運動とか?」
患者さん
「そうそう。忘年会、新年会、さよなら会に歓迎会って。」
橋本
「ああ、会社で人数の多い部署だって言ってたっけ?」
患者さん
「そうなのよ~。運動のモチベーションも消えてしまいました。コレステロールと引き換えに。」
橋本
「さえとるやん( *´艸`)」
ということで、今回はやる気について説明したいと思います。
☆やる気を出させるには二種類の方法がある
人には様々なやる気を出させる方法がありますが、大きく分けると二種です。
一つは「その人に外側から報酬(エサ)を与えて、やる気をわかせる方法」と、「その人の内側に報酬(エサ)があって、勝手にやる気が出てくる方法」の二種類です。
これを「外からの報酬」と「内からの報酬」という表現をしたいと思います。
ここで付け加えると、「報酬」というのは、やる気のきっかけになる「エサ」のようなものです。
例えば、これが出来たら「お金」がもらえるとか、あれを触ってみたいなという「知的好奇心」のようなものです。
今回のコラムは、外からの報酬について説明します。
☆外からの報酬について
では、本題である「外からの報酬」について説明します。
例をいくつか挙げると分かりやすいので、見てみましょう。
(例 30歳女性)
ある30歳の女性がいます。
その人は仕事をしていて、一生懸命働いています。
周りの人に聞いてみても、その女性はいつも真剣です。
笑顔はありません。かっこいい、クールな女性です。
そして、いつも夜遅くまで働いています。
その女性に、どうして働いているのかと聞くと、このように返事が返ってきます。
「働くとお金がもらえる。
残業を沢山すれば、沢山お金がもらえるから頑張っている。シンプルでしょ(^◇^)」
初めて笑ってくれました 笑
この場合、女性のやる気のきっかけは「お金」であり、外からの報酬で動いているのが分かります。
特にお金はとても強力であり、外からの報酬としてはすごく強いものです。
(例 25歳女性)
もう一つ例を挙げたいと思います。
今度は25歳の女性の例です。
その女性は一生懸命ダイエットをしています。
ダイエットはジム通いがメインで、一人で黙々と走っています。
仕事が終われば必ずジムに向かいます。
どうしてそんなにストイックに頑張れるのかと聞いてみると、このような返事が返ってきます。
「最近、痩せると褒められるの。
褒められるとすごく嬉しいから、それを楽しみに頑張れるの」
この場合も、女性のきっかけは「友達からの承認(称賛)」であり、外からの報酬です。
お金と同様、日本人のように知的レベルの高い人にとって、この報酬もとても強力なものです。
ちなみに、これは「承認欲求」と呼ばれたりします。
☆組み合わせて使う
このように、外からの報酬は人の行動を大きくコントロールします。
それは決して悪いものではなく、人にとって生きがいと言えるものです。
うまく使っていきましょう。
ただしここで注意が必要です。
外からの報酬は、やる気を出させるための方法の半分でしかなく、「内からの報酬」と組み合わせる事で、生きていく上で大きくプラスになります。
是非、外からの報酬だけに頼らず、「内からの報酬」を取り入れてみてください。
ちなみに、内からの報酬については、他のコラムに書いてあります。
きっと目からウロコとやる気がこぼれてくるでしょう(*´▽`*) ← (笑う所)