《医師直筆》わかりやすく教えて!細胞とは何か簡単に解説!
こんにちは。からだプラン代表医師の橋本です!普段は内科医として働いています。(*^-^*)
さて、先日、内科外来でこんなやり取りがあったので、(盛って)ご紹介したいと思います。
患者さん
「先生が良く使う言葉で、細胞って何?イメージわかないんだけど。」
橋本
「あ、そう言われてみれば、詳しく説明したこと無かったね。」
患者さん
「細胞って、ばい菌みたいな?」
橋本
「確かに、ばい菌も細胞だね。ちなみに植物とかも細胞だよ。」
患者さん
「ひええ、細胞ってすごいじゃん。」
橋本
「そうそう。細胞を知らなかったら、ダサいぼう。」
患者さん
「先生の頭の細胞も問題です。(@_@)」
という事で、今日は細胞について勉強してみましょう!
細胞についてはYouTubeでも解説しています!動画で学びたい方は是非クリックしてみてくださいね(*^^*)
☆細胞とは何か簡単に説明
簡単に言うと、細胞というのは「小さい生き物」の事です。
この、「小さい生き物」は、私たちの目に見えないほど小さなものです。
細菌も細胞から構成されていますし、植物も細胞から構成されていますし、人間も細胞から構成されています。
細胞の始まり
まず初めに、細胞の一番最初の始まりから見ていきましょう。
細胞が一番最初に生まれたのは海でした。
子供でも分かるように簡単に説明をすると、
海の中で、油が膜を作ってその中に水と核が入り込んで出来たのが細胞です。
これは、偶然と言われています。
図で見てみるとこんな感じ(*^^*)
そして、その細胞が分裂を繰り返し、植物や私たち人間が出来上がっているのです。
と言っても、イメージが湧かないと思うので、次に人間の中の細胞の始まりについてお話しします。
人間の場合の細胞
人間の場合、はじめは精子と卵子が受精した「受精卵」という細胞から始まっています。
その受精卵がどんどん分裂を繰り返して、胎児になって、お母さんから産まれて、今の身体になっています。
全ての人間が、元をたどれば受精卵という一つの「細胞」です。
つまり、人間は「細胞の集まり」なのです!
この細胞が沢山沢山集まって私たちの体が構成されています。
あ、精子と卵子も細胞ですよ。(^_-)-☆
細胞とDNA
そして、この細胞の中の核の中にあるDNAが、私たちの体の情報を管理しています。
DNAは直径2nmの細い糸のような形をしています。
わかりやすく説明をすると、私たちの体を構成しているものが「細胞」で、その中にある、私たちの情報を管理しているものが「DNA」となります。
DNAは、私たちの体の設計図となっており、これを元に、私たちの体は作られています。
☆人間は所詮、「細胞の集まり」でしかない
そして、医学部6年間で学ぶ事はこれに尽きます。
すごい見出しに聞こえるかもしれませんが、本質として、人間は「細胞の集まり」なのです!
心臓は心筋細胞、血管は血管内皮細胞、筋肉は骨格筋細胞と平滑筋細胞です。
細胞が集まって、人間の形になっているに過ぎません。
誰が何と表現しても、人間は所詮、「細胞の集まり」というのが本質です。
医学部で学ぶ、基礎医学も臨床医学もどちらも、この事を確認する作業と言っても過言ではありません。
☆色々な役割の細胞
元は受精卵という細胞ですが、どんどん分裂して人間の身体になるにつれて、それぞれの役割を持つようになります。
例えば、心臓の心筋細胞は、収縮して血液を全身に送り出す細胞になります。
また、胃腸の細胞は、食べた物を分解したり、吸収したりする細胞になっています。
そうやって、身体は様々な細胞からできているのです。
神秘的ですよね(*´▽`*)
☆細胞は生きる
最後に、細胞は生きるという事について説明したいと思います。
細胞は生きていきます。
そうでなければ当然死んでしまいます。
生きるか死ぬか、どちらかなのです。
生きるためには、エネルギーが必要です。
植物は光や水を栄養としてエネルギーを手に入れますが、人間の場合は水分を含めた食事でエネルギーを手に入れます。
人間という細胞の集まりを生かすためには、食事についてしっかり考えなければなりません。
「恒常性の維持」と言ったりします。
理想の身体を手に入れたい人は、食事についてもしっかり考えるようにしましょう。